ここ数日は、少し気温が高めで、雪ではなく雨が続いたため、庭の雪は全部融けてしまった。
雪が積もっている間は、まだいいが、それがなくなると福井の冬は、グレイだ。
見上げれば、どんより重たいグレイの空、東を見れば、墨絵のようなグレイの山々が連なり、まるで町全体から色彩が失われたように感じられる。
小雨の降る庭に、カメラを抱えて出てみた。
雨に濡れたウッドデッキ、ドウダンツツジの枝先がほんのり赤く染まっている。
モグラが掘り返した芝庭も、雪融け水とたっぷりの雨を含んで、どっしり重たい。
ボコボコになった部分の芝が枯れてしまわないように、地下にできたトンネルをせっせと踏み潰してゆく。
また、次の雪に紛れて、ヤツラは悪さをするのだろうけれど。
ケヤキの小道で足元を覗き込むと、スノードロップの小さな芽が顔を出していた。
ここからまだ遠い先にある春・・・微かに、その姿を見た気がした。
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