目覚めれば、そこは、雪国だった・・・
雪の深さはそれほどでもないが、庭も木々の枝も、すっかり雪化粧に包まれて、昨日までとは違う場所のようにみえる。
まず長靴を履いて、竹竿を手に雪の中をザクザク進んでいく。今日の雪は、湿り気の多い重たい雪。枝に積もった雪を竹竿で叩き落してやらないと、落葉樹といえども雪の重みで枝が折れてしまうからだ。
ハナミズキ、ヒメシャラ、ヤマボウシ、そしてケヤキ・・雪の重みでたわんでいた枝が元に戻ってゆくのを確認してから、バラのコンテナに積もった雪を、そっとどけてやると、ダービーの花が寒そうに凍えていた。
花びらの1枚1枚まで、美しいカップ咲きのままの形で、凍っているようで・・・手にした瞬間、壊れて消えてしまいそうなくらいだ。
家中の大掃除をしている間にも、今日の雪は、降ったりやんだりしながら続いていた。
夜になれば、夫の友人(男性ばかり4人も!)が忘年会と称して、お泊りで遊びにやってくるから、駐車場の雪かきもしておかなければ!
こんな寒い夜には、やっぱり鍋を囲むのが楽しいに違いない。