体力ゲージが下降の一途を辿る木曜日の朝、30分長く寝たところで、すっきり回復しそうにもないから、思い切って早起きをしてみる。
日中は30度に達するような日が続き、そういえば、雨もしばらく降っていないな・・・と、久しぶりにホースを引っ張り出して水遣りをすることにした。
朝晩は涼しく、まだヤブ蚊に襲われることもない庭は快適で、短く刈り揃った芝庭をサクサクと歩きながら、エネルギーをチャージできる。
玄関では、ポーチ柱に誘引したローズマリー・ヴィオードが満開に近づき、いよいよ、地味庭のバラシーズンを締めくくる時期に近づいてきたのだと分かる。
このバラは、5年前、壁面のフランソワ・ジュランビル、ブルー・マゼンタを購入したのと同じときに、村田バラ園から買い求めたもので、ニュアンスのあるグレイッシュな色合いが、お気に入りのバラだ。
最初の年には、まだ柱の半分にも届かなかった小さな苗が、今は、長く伸びて玄関の小屋根に沿って誘引できるようになった。
これから来年のシーズンに向けて、まだ長く伸びるであろう枝を、どのように、どこに運んで咲かせようかと思案するヒトトキも楽しい。
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