晴れていても北風の冷たい土曜日、夕方になって空いっぱいに雲が広がるなか、カメラ片手に少しだけ庭に出てみた。
足元の芝庭のなかにポツリポツリと見える雑草を抜きながら、庭の様子を眺めると、つい先日まで蕾だったチューリップたちが開花していた。
誰でも手軽に植えられるチャーミングなチューリップだけど、たっぷりの葉モノたちのなかで咲かせるのが、自分っぽいと思う。
ブラックのチューリップとクリスマスローズのコラボも、今年ならではの風景だ。
水仙の奥で、まだ固い蕾なのは、昨年咲かせてみて気に入ったスプリンググリーンだ。植えっぱなしで毎年咲くと楽なのだけど、そういうわけにもいかず、この水仙とのコラボを楽しみたくて、今年も仕込んでおいた。
開花が待ち遠しい。だけど、ゆっくり咲いて楽しませて欲しい。
・・・乙女心は複雑なのだ。