休日だというのに、小雨が降っていて風も強い。
こんな日は、庭に出るのを潔く諦めて、怠りがちなハウスキーピングに精を出すべし!と、朝から、普段は手がまわらない細かい部分の掃除をして過ごしている。
掃除がひと段落した今は、キッチンで筍の下茹で中。
これは、先週末の庭仕事を終えて家に入る前、ちょうど午後5時頃に撮った庭。携帯で撮ったのだが、拙庭の全景が分かる、なかなか貴重な画像かも。
一番奥に見えるシンボルツリーのケヤキは、今まさに、少しずつ今年の葉を広げ始めているところで、その向こうに傾きかけた太陽がある。
日暮れに向かうまでの間、太陽が穏やかな時を刻みながら、ケヤキの影を芝庭に伸ばしてゆく。それを見ているのが好きだ。
手前の植栽コーナーには、昨年までハナミズキが1本あった。
2年ほど前から調子が悪く、昨年の春には、もうほとんどの枝に葉が出ることはなかった。掘り返してみると、根もダメで、泣く泣くさようならしたのだった。
ハナミズキがなくなって、ぽっかり空いた空間の植栽配置をやり直したのが、昨年の秋のこと。
自分が見たい風景を思い描きながら配置替えをしたものの、実際にどんな景色をみせてくれるのか、ずっとドキドキしていた。
枕木アーチの下に置いたベンチに腰掛けて目の前に見える風景・・・
そうだった、こうして思い描いた風景に会いたくて、もうずっと長く庭づくりをしてきたんだって思う。